乾燥
09/09/12
コンバインで刈り取られたモミは、このままでは食べることはできません。
保存に適した水分保有量に乾燥させる必要があります。
昔は天日干しでじっくりと乾燥させているのですが
石油の力で乾燥させます。
師匠の乾燥機です。
3階建てのビル並みの大きさです。
ここで一晩、循環させてモミを乾燥させます。
乾燥機 もみすり機 石抜き機 乾燥したモミはもみすり機に入り
もみ殻を取り除かれ分離、やっと玄米の状態になります。
玄米は石抜き機に入れられ小石をふるいにかけて取り除きます。
選別機 ほんでもって、イリコ(未熟の米や、小粒米)を選別する機械に入れて
30kgづつ袋詰めしていきます。
福井的稲作、これにて完成!!
ピカピカの玄米が出てくる出てくる、連チャンフィーバーです。
一袋30kg、2袋で60kg=1俵です。
1反当たりの収量は慣行農法(除草剤、化学肥料の使用)で8俵から10俵と言われています。
無農薬の有機栽培では6表程度と聞いていて
おりしも、我が父親の有機栽培米の今年の収量は何と1反当たり8俵という驚きの数字を聞いていたので
出てくるお米の嬉しさ半分、収量の方が気になってました。
いやな予感的中。
福井的フィーバーはすぐに終わりました。。。。
17俵。
半分の面積で22俵の父親とでは比較になりません。
炎天下の中、田んぼのすべての草を抜きとった父親の努力がまさに実ったのでしょう。
その反面、僕と言えば、早々と雑草敗北を宣言し雑草の怖さをなめていました。
もっと、努力できたはず。
落ち込んで帰宅。
早速新米を精米してえりこと大吉に。
えりこは「おいしい!」って喜んでくれました。
大吉は、いつもはおかずから食べるのに、ご飯を先に食べてしまいました。
確かに、美味い。
本当にウマい。
家族の喜ぶ顔を見て、ホッとしたと同時に
来年の米作りは、今年よりももっと情熱を持って取り組まねばならないと決心しました。
。。。。。。。と、言うわけで、
福井家は7俵自家米で保存します。
残りの10俵(600kg)はご希望の方に販売させていただきます!!
雑草の中で雑草と戦って実をつけたガッツのあるお米を是非!
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