1回目の代かき(荒代)
09/05/10
米ぬかを撒いた田んぼにトラクターで代かき(しろかき)という作業をしました。
荒代(あらしろ)と呼ばれるもので
根起こしをして水をどっぷり入れた田んぼの土をこねくり回して泥状にしていきます。
この時期はだんだん気温も上がり、根起こしをした田んぼでも雑草が発芽してどんどん生えてきます。
田植えまでにこれらの雑草を排除するために同時に土の中に練り込んでいく目的もあります。
代かき一回では田植え前のドロドロ状態にはならないので
2回目は田植えの3,4日前に再度代かきを行います。
なぜ田んぼの土をドロドロにしなければならないか。。。
田んぼの地面を水平にするためのようです。
土が掻き混ぜられてドロドロからさらにトロトロになると水面と同じで自然と高きから低きへ流れて行きます。
コンクリート床ではセルフレベリングというのかな?
実際は美しい水平面は難しくどうしてもところどころに高低差ができてしまうのがまだまだ技術不足ということか(泣)
なぜ水平にしなければならないか。
田植え後の水位管理が抑草効果に大きな影響を及ぼすのです。
水深によって発芽した雑草も浮力で浮き上がり根ごと抜ける効果を狙った抑草方法があるのです。
また浮草が発生し日光を遮断して水中植物の成長を妨げるなどの効果も期待できます。
というわけで水面から地面が出てるとそこには草がはびこります。
これらは除草剤を使用せずに草を抑える方法だそうです。
僕の苗はなぜ時間をかけて普通の苗より成長させるのかというと
この水深よりも大きな苗であることが必要なのであるからなのです。
水稲(水の中で育てる稲作のこと)技術の出現は稲作の歴史の中ですごい発見であると誰かが言ってました。
2回目の代かきがすんだらいよいよ田植えです!!!