種まき
09/04/08
毎日毎日毎日毎日。
休みなしで米作りです。
さていよいよ種まきです。
コシヒカリ!!!
お湯につけて催芽 乾燥 前回消毒した種もみを27℃のお湯につけて催芽させます。
脱水機に入れて水を切りコンパネの上に広げて扇風機にあてて乾かします。
日向で乾かすと蒸れて発芽してしまうので注意します。
その間に苗を育てる育苗箱に土を入れていきます。
水稲培土といって山土を熱消毒した土です。
通常はこの土には肥料が配合されていますが今回は何も入ってません。
播種機 育苗箱を入れる 土が均一に入れられて出てくる 育苗箱に土を入れる機械です。
入口から紙を敷いた育苗箱を入れるときれいに均された土入りの育苗箱が!
こりゃすごい。
土は上からどんどん入れるように巨大なホッパーを使います。
昔は山から土を運んできてふるいにかけて
箱に一つ一つ土を入れて土の厚さを定規で均して押さえて。。。。てなことをやってたそうです。
次に種まきです。
同じ機械で今度は種をまいて、上から土を薄くかぶせて水もやって、てなことをします。
土入りの箱を入れる コシヒカリの種モミ 灌水に消毒用の木酢液も混ぜてくれる 通常、種をまく密度は1箱につき200gのもみをびっしりと播き4〜5cmの稚苗を植えていきます。
有機農法では田んぼでの水深管理で雑草を抑えることが目的なのでどうしても背丈のある成苗を必要とします。
育苗箱の中で成苗まで育てるには播種の密度を下げることで苗の成長を促す、というわけなんです。
左が100g、右がぼくの薄播き40gです。
師匠は「大丈夫かなあ、薄すぎて心配やなあ」というもんですから僕は眠れない夜を過ごすことになりそうです(泣)
覆土で完成 播種風景(赤いのが土のホッパー) 灌水されて土が被せられて出てきました。
ひたすら流れ作業です。
育苗箱はざっと4000枚!!
ちなみに1反あたり20枚から25枚の育苗箱が必要です。
大規模農業は必然と大規模機械化であります。
農業というのは大規模になればなるだけ当然大変なのかもしれません。
僕の目指す農業はどれくらいの規模にすればいいのか・・・・楽しみです。
スチーマーで保温 ビニールハウス 育苗箱はスチーマーの上に積み重ねられて3日間保温して発芽させます。
とにかく短時間で苗を育てるためにどんどん温めます。
規模がでかくなればなるだけ、こういった人為的な工程も増えてくるのかな、とちょっと考えたりもしました。
いよいよ次はビニールハウスのシート張りです。