歪み直して、仕切り直し
04/08/02
久々の更新です。
東側の柱の入れ替えや増築が少しずつ進んでいたのですが・・・・
大切な工程を忘れていました。
と、いうか躊躇して今に至る、と言った方が良いかもしれません。
在原の知り合いの K さんに建物が全体的に西に傾いてることを指摘されました。
梁などの部材を叩き込んだときに本体も一緒に傾いたものと思われます。
「ロープで引っ張りなさい」と K さんは言いますが、どうしたら良いかわからない・・・。
もやもやしながら墨付けをしてました。
「歪んだ建物を基準に墨付けしてたら、全部歪んでしまうよ」
Kさんはチェーンブロック(小さな力でロープを引っ張る道具)を持って歪み直しを始めました。
見事に大黒柱は傾きを修正して真っ直ぐになりました。
この段階で本体の柱を固定するために筋交いをつけました。
なんだかしっかりとした現場みたいですね(笑)
おかげで施工誤差と思っていたすき間も無事になくなり、ようやく建築の仕事をしてるなーって感じです。
本来なら一番始めにしなければならないことだったんですね。
既存をしっかり固定しておかないと増築する部分も歪んでくるのは当然です。
早い段階でアドバイスをいただいて感謝です。
それと
Kさんが手際よく歪み直しをしてる横で
行き当たりばったり作業を進める自分に情けなさを感じてしまいました。
まあ、これで仕切り直しです!