いきなり根継ぎ!
04/05/21
さあ、いよいよ刻みです。
前回取り外した柱の根元を新しい木と取りかえる「根継ぎ」をします。
今まで来てくれた大工さんに教えてもらったことや見てきたことを生かす時がきました。
まずは元の柱をサンダーできれいにします。
栗のいい色が蘇ってきました。
それにしても木の粉が舞って鼻の中まで真っ黒になりました。
サンダー掛け | 墨入れ |
そして墨入れ。
参考書をもとに書きました。
木材は自然のものですから当然歪みもあり必ずしも四角ではないのです。
木の世界は常に「芯」で考える・・・・本に書いてました(笑)。
さあいよいよ加工です。もう後には引けません!!
切り込み入れ | 玄翁で叩く | 鑿入れ |
電動ノコギリで切り落とす部分に何本も切り目を入れます。
本体に鋸が入らないように歯の出具合に注意します。
次に、玄翁(げんのう、かなづちのこと)で軽く叩き不要部分を落とします。
そして、家具作りの勉強中の彼女が砥いでくれた鑿(のみ)で墨通りに形を整えていきます。
相方も同じように加工できました | 鉋で微調整 | 叩きこむ、そして叩きこむ |
元の木も同じように加工してほぼ完成!と思いきやここからが大変です。
やはりと言いますか当然ピッタリ合ってるわけにはいかず鉋(かんな)と鑿で微調整です。
地道な作業後、いよいよ叩きこみです。
パカッと割れちゃったらどうしよう・・・・しばらく旅に出ようか・・・なんて。
かなりきつかったようですがなんとかはまりました!!
込み栓を打ち込む | か、か、完成・・・ |
最後にケヤキでできた栓を打ち込み完成!!
「金輪継ぎ」です。
とても面白いです。
継ぎ用のヒノキの柱は知り合いの大工さんに分けていただきました。
ケヤキの栓はここの根継ぎをしたみっちゃんにもらいました。
ありがとうございます。
在原の友人のKさんにもいろいろ道具の使い方やアドバイスを受けて2人で楽しんでやりました。
まあ、こんな僕でも不細工なりにもなんとかできるもんですね。
それにしても
プロの大工さんは立っている柱で、この一連の根継ぎ作業をしてしまうのです・・・・。
世の中って広いです。