屋根の補修
09/09/22
ずいぶんご無沙汰の日々の生活。
このところ米の収穫やら出荷やら大忙しの日々です。
そんな中、そんなこと言ってられん状況になってたのが、うちの屋根。
去年の雪で棟の葦が抜けてきてました。
抜け始めると、緩くなるので加速度的に抜けて行きます。
昨夜の大風でさらに抜けて、下には葦の残骸が(泣)
そこまでなってようやく、踏ん切りがついた福井的です(笑)
2段梯子をかけてもまだ棟には届かないので
さらに梯をつないで伸ばします。
梯子同士はしっかりと結合しております。
上にあがると、やはりかなり抜けて触っただけで抜けてきます。
こりゃやばい。
久々に屋根葺き道具を引っ張り出しての作業です。
心なしか心ウキウキ。
緩いところにしっかり葦を詰めていくと次第に固くなり落ち着きました。
3年ぶりの屋根はしっかりしてて、我ながらたいしたもんです。
自分の家の屋根を自分で直せるようになると、茅葺きの家は非常に経済的です。
なんせ材料はタダ。
「何年もちますか?」って必ず聞かれる問いにも
「自分で手を入れて、煙を出していれば20年、30年はもちますよ」と胸を張って言えるようになりたいもんです。
隣のおじさんも、今、自分の家の屋根をコツコツと直しています。
その向こうで茅葺きの屋根にトタンを張る工事が進行中です。
茅葺き民家の持つ宿命です。
こうして在原でまた一つ、茅葺きの家が無くなります。