小鹿が罠にかかったんだわさ

09/02/26

 

朝、村の人から

「罠に鹿がかかったし欲しかったらおいで」と。

 

最近、鹿ソーセージの味を試行錯誤していたところなので

新鮮な鹿肉がいただけるなら是非とも行かせてもらいます、と。

実際、鹿の解体は見たことがないので、これは勉強になるぞ、と。

早速、村の外れの現場へ。

 

ここからリアルな表現となります、ご了承ください。

   
         

檻の中には雌の小鹿が。

かなりパニックであっちこっちぶつかって暴れていました。

雪解けの畑や田んぼにエサを求めて降りてきていたようで

まわりには親鹿や数頭の足跡もありました。

そして池田さん登場。

ライフルを構えました。

数秒間の静粛の後、パーンと乾いた銃声。

弱ったところで最後はナイフで心臓を一突き。

小鹿の断末魔が山に響き、一つの命が消えました。

生きるということは、こういうことの積み重ねなんだと、改めて感じました。

 

   
背ロース   モモ肉    

早速解体。

皮をはぎ、まずは背ロース。

ここは、とても柔らかく生でも食べれるくらい柔らかいところ。

少ないので貴重な部位です。

猟師さんは普通、山の中で解体する時はこの背ロースだけとって帰ってくるらしいです。

次にモモ肉。

足の関節にナイフの刃を入れると簡単に外れます。

しかし池田さんのナイフはめちゃ切れるなあ。

鶏の解体も包丁の福井的、ナイフが欲しくなってきた・・・。

解体後の死体はそのまま茂みの中で放置。

一晩でなくなるそうです。

そういえばこのあたり、動物の骨があちこちに散乱してる(笑)

いやあ、自然に囲まれた在原ならでは。

     
         

そんなこんなで合計2.8Kgの肉が取れました。

まだ生温かい背ロースは早速ユッケにしました。

う、うまい、、、、飯が進む。

居酒屋で牛のユッケをちびちび食べてたサラリーマン時代が懐かしい。

モモ肉はソーセージに。

今回は豚肉との合挽きミンチにもしてみました。

何回もやってると、だんだんいい感じのソーセージができるようになってきました。

 

鹿肉は加熱すると身が硬くなってあまり美味しくないのですが

小鹿はモモ肉でも焼いても、くせがなく柔らかくて美味い!

カレーに入れても牛肉と変わらない美味さです。

これからカレーは鹿肉だな、うん。

ちょうど明日は友達が来るので焼き肉用に残しておこう。

びっくりするやろうなあ・・・・。

 

と、いう福井的日々。。。。

 

 

 

 

 

         
         
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