今年も雪囲い
08/11/27
10日ほど前になんと初雪が。。。
以降、例年よりも暖かめの日々が続いておりました。
11月は一年で一番忙しい月です。
毎度毎度の冬支度です。
ススキを刈って家の周りに立てて雪囲いです。
毎年やっているのですが、毎年形や骨組みが違うのです。
去年の失敗などから毎年工夫、改良がほどこされる。
そうしているうちに一つの到達点に達するのでしょう(笑)
茅場(ススキを刈っているところ)も、毎年刈ることによって良質のススキが育つのです。
そして、雪囲いになったススキが春になれば乾燥して、茅葺き屋根の材料になるのです。
茅葺き屋根の最後は良質のたい肥になります。
まさに循環。
すべてが輪になってつながっていますね。
なんか、そういう大きな循環の流れにいることは理屈抜きで気持ちいいもんです。
マキノ町の屋根を世話してきた屋根屋さんが今年で引退廃業と聞きました。
茅を刈る鎌を持つ手に自然と力が入ります。
在原の茅葺き屋根は僕が守りたい。