夢はなんですか?
07/12/04
僕が働く学習塾で、ある高校1年生の男の子に聞いてみました。
夢はなんですか?と。
「生活できる程度の職につく」
僕が彼と同じ年齢のときに夢はあったか、といえばなかったと思います。
ギターに夢中で目の前の道をただ一生懸命に走るだけだったような気がします。
なぜ僕が彼にそんな質問をしたかというと
彼の勉強の姿勢を見てると
何のために塾に来てまで勉強してるのか?と思わずにはいられないほどの脱力感に覆われているのです。
テスト前ということで部活もないのに疲れてて目はうつろで
机に向かっているのに上の空。
塾の生徒で、この学年の男の子はほとんどこんな感じです。
いつも群れて、遅刻するのも一緒。
テスト前になると毎日自習室に来て、
わからない問題があると、どんどん質問してくる一つ上の学年の生徒たちを見てると
高校1年生の彼らがひどく幼く見えるのです。
聞くところによると部活の取り組みもイマイチということで
若さのパワーはいったいどこで発揮されているのかしら・・・・。
「生活に困らない程度の職につく」という夢。
この言葉は今の彼らを少なからず現しているのではないかなと。
アレもしたいコレもしたい、アレも欲しいコレも欲しい。
生活できるかどうかなんて考えずに突っ走る。
そんな時代は終わったのか?
僕だって高校の成績はそりゃあひどいもんだった、うん。
勉強がすべてじゃない、壮大な夢を持っていなくてもいい。
でも、何かに一生懸命夢中になれるものを探せよ!
ないのなら、その目の前の問題を必死に解いてみな!
誰のために塾に来てるんだ?!
生徒にやる気を起こさせるのも講師の力量か?
そうか。
そんなわけで久々の僕思うことでした。