ワーキングプア

06/12/24

 

この間、テレビで「ワーキングプア」っていうのを見ました。

ワーキングプア(working poor)は、正社員並みにフルタイムで働いても(またはその意思があっても)
生活保護水準以下の収入しか得られない就業者のこと。直訳では「働く貧者」だが、働く貧困層と解釈される。

昼間、派遣社員で働き、子供を寝かせた後で深夜のパートに出る母親。

一個二円の空き缶を毎朝集める老夫婦。

安い人件費の中国人労働者に仕事を取られ、やむなく廃業する衣服プレス屋のおばちゃん。

働いても働いても生活できる収入が得られないのです。

 

コスト抑え少しでも利益を上げることで成り立つ市場経済の果ての姿なのでしょうか?

海外からの安い労働力、食物、商品、、、、、その競争は留まるところがありません。

その競争の嵐が過ぎた後に、この国には何が残るのでしょうか?

 

かなり憂鬱になりました。

この国の先行きよりももっと心が沈みました。

なぜだろう?

旅先で見た発展途上国の人々の方が生き生きしてるように見えたのはなぜだろう?

先進国と呼ばれているこの国で

人並み以上に働いている人の顔がこんなにも暗いのはなぜだろう?

 

実はこの僕もワーキングプアに近いように考えてます。

でも、じぇんじぇん暗くないぜっ!ってなもんですが。

 

ある人の文章ですが

「自立とは・・・・弱い立場の人々のことを思ったり

あるいは安い輸入品に押されて苦悩する農業者のことを思ったりするなら

寄付したり重点的に国産品を買ったりしてそこに出資する、という方法もあるでしょう。

けれども本当に微力ながら確実に抵抗する一つの方法として

『できるだけお金は使わない』そして『けれど豊かで楽しい』と続けるには

自給自足の生活にできるだけ近づけばよいのです。

汗を流して自然の恵みを分けてもらう生活は純粋に幸福です。

心が自立します。

大樹の陰に寄らなくてもよくなります。」

 

答えは一つじゃあない。

でも、妙に納得してしまいました。

 

「貧しさ」は「豊かさ」と表裏一体のように思えてくる今日この頃。

メリークリスマス。

 

 

 

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