食べ物について

02/12/05

 

このあいだ彼女に、雑誌(AERA12月2日号)の記事を見せてもらいました。

「天然鮭の4〜6倍の速さで成長する遺伝子組換え魚の販売の認可を申請中。

既に養殖試験場に15万匹を泳がせ出荷準備は万端。」

「環境保護団体は天然魚より速く育つ魚が川や海に交じれば天然魚の餌や領域を奪い絶滅に追い込む、と認可を反対。」

「それでも認可は時間の問題で同社は鯛や鯉などの遺伝子組換え化を進めている。」

 

アメリカの話です。

アメリカでは既に遺伝子組換えの作物が当たり前に流通(スーパーの食品の約70%!)しているそうです。

しかも、農作物も加工品も遺伝子組換えの表示の義務がないのです。

遺伝子組換えでは挿入された遺伝子に刺激されて他の遺伝子の働きが刺激され強まったり

新たな生体化学物質が分泌されたりといった予期せぬ異常が起こりがちだそうです。

それでもアメリカではクローン牛、豚などこれから認可を受けて出荷を待つ状態です。

 

「クローンは受精卵や胎児の死亡率も高く、育っても、その多くは先天性異常やガン、呼吸器障害などにかかっており極めて不健康」

安い・速いを追求した結果です。

近い将来、僕らは病気に犯された牛肉や豚肉を食べる可能性が高いです。

 

ところで、食糧輸入大国の日本は、多くの食品を米国から輸入しています。

とうぜん遺伝子組換えがどれだけ含まれているかは分かりません。

詳しい事は省略しますが、いま日本の食糧の現状は非常に危うい、というのが言いたいのです。

 

一方、テレビのニュースで観たのですが「スローフード運動」が少しづつではあるが広がりつつあると。

自然の恵みを自然のゆっくりとしたスピードでいただく。

本来あった人間の営みを再度見直そうとういうのです。

 

農作物も、食肉も今では工業製品という印象が強いです。

そして市場ではそれらの製品は何よりも安く、いつでも、どこでも流通することでしょう。

僕らは自分の食べるモノの事をもっと認識する必要がありそうです。

今は健康だけど自分の子供や孫に悪影響を及ぼさないとは限りません。

 

我が日本は今年も減反したそうです。

主食の米をですよ!!

代わりにカリフォルニア米だって!!

何を考えているのでしょうかね〜?

 

 

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