産業廃棄物処理場

03/01/23

 

ニュースで見た、茨城県のある所(名前忘れました)の話です。

昔の採石場跡に水が溜まり美しい湖(名前忘れました)になった所があります。

ここに市が産業廃棄物の埋め立て場を作る計画(総工費231億円)を立て

反対住民の押しかける中、起工式が行われました。

 

この湖の半径200メートルの地域には多くの住民が住んでおり、

ほとんどの家で井戸水が生活用水として使われています。

 

市の調査ではこの湖は「湖」ではなく

雨が流れ込んだ「水溜り」である、と。

涌き水など存在しない。

だから産業廃棄物を埋めても地下水には影響はない、という見解なのです。

そして、井戸水が飲めなければ水道の水を飲めば良いということです。

しかし

昔この採石場で働いていた人の話では

地下40mくらいのところで涌き水がすごくて仕事にならなかったと言います。

映像では青く澄んだ美しい「湖」でした。

 

僕はこれを見て、複雑な気持になりました。

毎日排出される膨大な量の廃棄物。

必ずどこかに処理場を儲けないといけないのです。

もしも在原に処理場が計画されたら?

もしも皆さんの家の近くに処理場が計画されたら?

きっと反対しますよね。

じゃあ、これだけのゴミをどうするのか?

 

廃棄物処理に関する法律(禁止するだけでは不法投棄はなくならない)だけではなく

・リサイクル産業に対する補助。

(修理できるものは修理して使う)

・各家庭レベルでの生ゴミ処理に対する補助。

(行政による堆肥の買取り==>農家に無償で提供==>有機農業の促進)

・エコ商品、リサイクル商品、に対する補助。

(企業努力の促進)

・産業廃棄物にしかならない商品に対して廃棄処理税をかける。

(リサイクル商品の方が安くなるようにすれば良い)

 

市や国は231億円の使い道を間違っているのではないでしょうか?

建設から生み出される廃棄物の量、それは本当に恐ろしい量です!

何がなんでも、そんな建設業を儲けさせたいのですかね?

 

しかし

最も大切な事は個人個人のゴミに対する認識を再度考える事だと思います。

反対している本人がゴミの生産者であるということなのです。

テレビを見ててそう思いました。

 

 

 

 

 

 

 

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