鶏を食らう

05/03/31

 

福井的田舎生活でいつかは乗り越えなければいけないこと・・・

家畜を育て、自らの手で、さばき食べること。

現在、魚もさばけない福井的な僕。

 

東浅井町の友人夫婦が「鶏をみんなで食べましょう」パーティを企画。

僕と彼女と二人でお邪魔してきました。

今回、二羽の鶏をご近所のおじさんのレクチャーと共に解体しました。

       
         

このおじさん、かなりのつわもので

畑、田んぼから自家製お酒までかなり自給的生活をエンジョイされている方です。

 

ここからはリアルな内容になります、ご了承ください。

   
血抜き   熱湯につける(毛が剥けやすくなる)   毛をむしる

まずは足を縛り、頭を押さえて耳の下あたりの頚動脈にナイフを入れて血を抜きます。

時折、羽をばたつかせ暴れますが次第に意識が遠くなっていき静かに息を引き取りました。

まぶたを閉じた瞬間、なぜか涙が出そうになりました。

そして、80℃の熱湯に全身をつけ、羽と毛をむしりとります。

   
火で細かい毛を焼く   手羽から   モモまで

火であぶり細かい毛を焼きます。

このあたりから生き物と言うよりスーパーの商品に見えてきました。

いかに普段、自分が生き物の命を頂いているという感覚がないかということを実感しました。

     
         

このあとは、お待ちかねバーベキューです。

骨はガラスープでダシを取り野菜スープに。

とてもおいしかったです!

 

スーパーで数百円で売られている鶏肉の値段と、今まで生きていた鶏の命の重み。

この大きな隔たりになんとも言えない憂いを感じてしまいました。

人間は生きるために他の生き物の命を頂いているのです。

当たり前のことを、今日ほど強く思った事はないです。

いつか自分の子供にも教えたいです。

 

とても良い経験でした。

 

 

 

 

 

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