日本の原風景

04/01/04

 

新年明けましておめでとうございます!!

今年もよろしくお願いします。

HPも二度目の正月を迎えました。

去年は「解体」の年、今年は「構築」の年にしたいです。

早く春にならないかな〜。

 

年末に白川郷〜飛騨高山〜御岳と岐阜県を旅行しました。

世界遺産の白川郷では合掌作りの民家が数多く残っておりその風景は壮大なものでした。

合掌作りの民家の力強さと美しさにはただただ圧倒されてしまいました。

何よりこの巨大な建築物を重機の無い時代に作った先人の力に感動しました。

もちろん、合掌作りの民宿に一泊しました。

   
合掌作り民家   白川郷萩地区    

飛騨高山では黒に統一された町並が美しく

保存地区の広さに驚きました。

 
飛騨高山  

 

でもなんとなく僕は何処か冷めた気持ちもありました。

京都の美山町(観光地として有名な地区)に行った時もそんな感じでした。

綺麗過ぎるんですね。

生活の生々しさがないのです。

いわゆる「テーマパーク」ですね。

畑や田んぼもあるのですが景観維持のために残しているような・・・・

農村にあるような掘建て小屋やプレハブの倉庫がないのです。

そういえば軽トラもほとんど見なかったです。

観光地として発展した集落は生活習慣も大きく変化したのでしょう。

 

余談ですが、美山町では老人の孤独死が増えているそうです。

田舎の都会化というのでしょうか。

生活様式が変化してコミュニケーションも減ったためにそのような現象が現れたのでしょう。

 

これは本当に仕方がない事だと思います。

昔の日本の伝統や風景を残すという手段として観光地化する。

不便な生活や住居を展示してお金を稼ぐのです。

あれだけの巨大な合掌作り民家を維持していくのは本当に大変な事やと思いました。

 

在原はどうなるのでしょうか?

茅葺き民家の風景を残す事はできるのでしょうか?

昔に保存地区に指定するかどうかで村の中で話し合いがあったそうですが

茅葺きの家にいつまでも住むのはイヤだという意見があり保存地区には指定されなかったそうです。

こういう事は強要されて残るものではないと思うし

・・・・・・・・・・難しい課題であります。

 

いつかみんなが望んで残す茅葺きの集落になればいいのになあ

 

 

 

 

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