田舎の娯楽
05/10/22
偶然チラシで見つけた
「第4回映画祭in西浅井町」という文字。
毎週末、西浅井町役場3F文化ホールにて入場無料の上映会があるとのこと。
毎年10月に行われる年に一度の町主催のイベントなのです。
映画の題名を見てみると・・・・「Ray」「オペラ座の怪人」「ローレライ」黒澤作品、裕次郎、「アンパンマン」「ドラえもん」・・・・
昨年アカデミー主演男優賞を受賞した作品まで上映する充実ぶり!
「名作を迫力の大画面と大音響で!!」
こりゃすごい。
金曜日の夜にも上映があるので僕は、毎週金曜日の夜勤の勤務を木曜日に変更しちゃいました。
田舎には娯楽はないです。
唯一の娯楽は誰かの噂話かカラオケか夜9時に閉まるボーリングしかない。
夜は早く寝るのもうなずけます。
そんなわけで週末になると僕はソワソワしてしまうのでした。
「オペラ座の怪人」
200人ほどのホールに20人ほどのお客さん。
これも話題の映画だったような記憶が・・・
セットや衣装などその当時のものが再現されておりかなり完成度の高い作品でした。
・・・・しかし
台詞が全てオペラなんです。
「貴方を愛してる」って台詞も
「あ〜な〜〜た〜を〜〜〜あ〜〜い〜し〜〜〜〜〜〜〜て〜〜〜〜〜〜るぅ〜〜〜ぅ〜〜〜〜」てな感じ。
普通の台詞なら30分で済む内容です(笑)
オペラが好きな人にはかなりいい音楽で楽しめる作品だったでしょう。
僕は・・・・終始、睡魔との闘いでした。
疲れました・・・。
「Ray」はDVDで見たことがあるのでパス。
そして昨日
「ローレライ」
観客は30名弱。
役所広司、今をときめく妻夫木、堤真一、柳葉、・・・そうそうたるキャスティング。
太平洋戦争末の日本軍の潜水艦の物語。
ストーリーは思い出すだけで寂しくなるので割愛します(泣)
後で知ったのですが、世間では「ローレライ」は「北京原人」に並ぶC級作品がついに完成したとの評判でした。
ほんっとにその通り。
昼間に腰を痛めた腰を抱えて最後まで鑑賞しました。
なぜなら
こんな田舎に
週末の夜に
役場の人たちが僕たちに週末の楽しみを提供してくれた、
週末を楽しみにして日々を過ごす、そのわくわく感を提供してくれた、
その粋な心意気に応えたかったからかもしれません。
でもね
映画の選択どうにかならんかったんかいーーーっ!!
無料やけどすんごい損した気分。
金返せーーー!!!
うそ
西浅井町役場の方々、ありがとう。
来年も行くからね。
チャンチャン
追伸
僕もいつかマキノ町で週末映画上映会を実現したいと思います。