雪かきワークショップ
10/01/30
歴史的な一日でした。
少なくとも僕は、そう思いました。
(在原に来て8年目の新参者が言うのも恥ずかしいのですが(泣))
在原区と高島市と市民協同センターとが中心となって
雪かきワークショップを開催しました。
市外、市内から総勢50名もの人々が会費3000円を払って在原にやってきてくれました。
そのうちの30名は高島市内に駐屯している自衛隊(陸上・航空)。
地元との交流がなかなかない現状からか多くの隊員が休日にも関わらず来てくれました。
4班に分かれて集会場やお寺、お宮、一人暮らしの高齢者の家の雪かきをしました。
途中、村の奥様方がお餅の差し入れを。
自衛隊のペースでかなりハードな雪かきになったのではないでしょうか(笑)
雪は先日の雨で水分を含み、かなりの重量でした。
こらー大吉!邪魔しなさんなっ おばあちゃんも家から出てきて「ありがたやありがたや」と喜んでもらえました。
マンパワーを実感した日でした。
4時半に終了して
みんなは白谷の温泉へ。
その間に夜の交流会(宴会)の準備です。
会場は在原分校です。
地元の人も含めて60名以上の食事の準備はかなりのもんです。
ここでも在原の奥様方が前日から準備していただいたのです。
猪肉、にしん漬け、ウコギのお浸し、などなど地元の郷土料理が並びました。
宴会は大いに盛り上がり「是非来年もやってください!」なんて声が聞こえてきました。
僕も1か月前からの打ち合わせや、前日の準備にも関わらせてもらったせいか、感動してしまいました。
それにしてもスタッフの方々は布団の準備、会場の設営、交流会の給仕や、後片付け、本当に大変だったと思います。
強い志がないと、こんな素晴らしい日は実現しなかったと思います。
高島市役所には素晴らしい人材がいるということです、頼もしいかぎりです。
雪の灯籠 「よそ者に雪かきしてもらわんでもええ」
「よそ者に施設を使わせるな」
などなど村の中にもそんな意見があったそうです。
それは仕方がないのです。
だって、初めてのことだから・・・。
何かが変わるときには必ず摩擦が生じるのでございます。
そんな中で在原区長さんをはじめ役員の方々の決断は、本当に素晴らしいと思いました。
悔しいかもしれないけど、外部の人の協力がないとどうにもならないこともあるということです。
これを通じて、在原のこれからを考えるきっかけになっていけばいいと思いました。
参加者の中には新潟県の山古志村から来たおじさんもいました。
志は連鎖していくのです。
次回に向けていくつかの課題も見えました。
「正直、来年は食事の準備なんて無理」なんて奥様方からの意見も・・・。
ボランティアなのに会費の3000円、というのも考えていかねばならないと思いました。
いろんな意見があって、いろんな喜びもあったのです。
前進するのみです。