在原の人間
08/11/20
今年に入って雪囲いの茅刈り、雪囲い、田んぼの電気柵の片づけ、、、などなど
「手を貸してくれんか」という声がよくかかるようになりました。
一人暮らしのおばあちゃんには、茅刈り、雪囲いはかなりの重労働です。
毎年毎年、コツコツといつの間にか出来上がっているのですが。。。
確かに
村の若い衆は昼間は仕事に出かけているので
昼間、在原でボーっとしている(してないけど)僕は声をかけやすいのかもしれません(笑)
力仕事は僕にとって、村に貢献できる数少ないチャンスです!
頼りにされてこそ、よそ者の値打ちがあるってもんです。
今年に入って
40代、50代の在原の主力が2人も亡くなりました。
それまでは彼らがおばあちゃんの雪囲いの手伝い、電気柵の後片付けなどを引き受けていたのでしょう。
彼ら二人の存在はいかに大きかったか、お手伝いを通じてひしひしと伝わってきました。
そして、いつかは在原を出て都会の息子たちの家に移る、なんてことも聞きました。
そのいつかは遠い未来の話ではなく、すぐそこまで来ているのです。。。
「在原の未来」という言葉が、草刈りの後の慰労会や、懇親会などで飛び交うのも
こういった現実を身近に感じて、僕自身本気で考えるようになってきました。
僕に何かできることはないか???
「福井さんみたいなんが、在原に来てくれてホンマよかったわ」と
おばあちゃんに言われて、ホンマ嬉しかったです。
7年目にして初めて聞いた言葉。
この積み重ねがいつか「よそ者」から「在原の人間」に変わっていけば嬉しいと思いました。